マリン系ファッションとマリン系アイテムの種類

メンズファッション雑学 モテ服 をゲットする簡単な方法

暖かくなってくると、ちょっと試したくなってくる爽やかなコーディネートがあります。

それがマリン系ファッション=マリンルックです。

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マリンルックに使用されるアイテム

マリンルックのためのメンズ用アイテムの代表的なものといえば、以下のようなものが挙げられます。

アウター類

  • ダッフルコート
  • ヨットパーカー
  • オフィサージャケット

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トップス類

  • ボーダー柄のTシャツ・カットソー
  • セーラーカラーシャツ

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ボトムス・靴

  • ボーダー柄のショートパンツ
  • セーラーパンツ
  • デッキシューズ

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尚、これらのアイテムを使う以外にも、ブルー系のアイテムと白との2色使いでコーディネートをまとめることも広義でマリンルックと呼ばれたりします。

上記のアイテム達は、元々は水夫(船員)が着用する衣類で、後に水兵のための制服として採用され、世界的に広がっていきました。

また、日本の海上自衛隊では、現在も海士の制服にセーラーカラーにスカーフというデザインを採用しており、その見た目はかつての水夫の面影を感じさせます。

軍物の古着でも、ダッフルコートやオフィサージャケットが見つけることがあり、軍用に使用されていたかつてのデザインを垣間見ることもできます。

ダッフルコートの歴史

それぞれのアイテムの歴史を見てみると、ダッフルコートについては、同コートで世界的に知られるグローバーオールのサイトにこのように記されています。

ダッフルコート のクラシックなデザインの起源を正確に特定するのは困難です。コートがベルギーで最初に見つかったという情報もありますが、まだはっきりとしたことはわかっていません。ダッフルコートは、アントウェルペン州のデュフェル(英語名ダッフル)と呼ばれる都市で生産されたデュフェル布にちなんで命名されたようです。中世では、地元の農民たちがこの耐水性のある素材を使用してコートや衣服を作りました。 彼らはまた、木材と予備のロープまたはコードを使い、オリジナルのダッフルコートの大きな特徴であるトグルの留め具を作成した可能性も理論化されています。

出典元 : GLOVERALL/グローバーオール~ダッフルコートの歴史~

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この説明の中にでてくるベルギーのアントウェルペンは、アントワープとも呼ばれています。

そうです、あの「アントワープの6人」そして「マルタン・マルジェラ」を輩出したアントワープ王立芸術学院のある、アントワープです。

一応、簡単に説明をしておくと、アントワープの6人とは、アン ドゥムルメステール、ウォルター ヴァン ベイレンドンク、ダーク ヴァン セーヌ、ダーク ビッケンバーグ、ドリス ヴァン ノッテン、マリナ イーの6名のファッションデザイナーのことを指しています。

6人は、グループでロンドンファッションウィークへ参加し、そのショーがマスコミを通じて注目を集め「アントワープの6人」と呼ばれるようになりました。

一方で、マルタン・マルジェラもこの6人と一緒に活動をしていましたが、ジャンポール・ゴルチエへ就職するために、メンバーからは外れています。

このような流れもあり、マルジェラを加えた7人で「アントワープの7人」と呼ばれることもあります。

マルジェラの設立したブランド、メゾンマルジェラ(旧メゾンマルタンマルジェラ)は今やファッションに疎いという人でも名前は聞いたことがあるというほど、影響力のあるブランドに成長しています。

そして、マルジェラのみならず、アントワープの6人と称された6人のファッションデザイナー達も、90年代に入るとパリのモード界を席巻するアントワープ出身のデザイナー達の中心人物となっていきました。

話をダッフルコートへ戻すと、アントウェルペンは、中世以降、毛織物が産業的に非常に繁栄していた地域ということを考慮すると、ダッフルコートのようにデザインも機能も優れた防寒着が生まれたという事にも納得できます。

オフィサージャケットとは

オフィサージャケットは、軍の幹部や幹部候補、事務官などが着用する上着になります。

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それぞれの国や、陸海空によりデザインが分かれていて、デッドストックのものやヴィンテージものは、高額で取引がされていたりします。

いわゆるミリタリージャケットの範疇に入るものなので、お国柄はありますが、武骨で実用性を重視したデザインは、多くの男性を虜にする魅力を有しています。

ちなみにマリンルックの代表的なデザインとされる青と白の横縞、つまりボーダー柄ですが、これは海上で目立ちにくい色柄であるとか、フランス軍が水兵用に採用した際に3色旗に使われている青と白を取ってデザインされた等の説があります。

一方で18世紀ごろまでは、2色の強いコントラストが生み出す視覚効果は、獄中服などで使用されたことで、一般には悪いイメージをもつ柄と認識されていたこともありました。

マリンルックを上手に取り入れるコツ

今では、様々なスタイルに応用されているマリン系のアイテムですが、色使いをマリン系のテイスト「ブルー×ホワイト」でまとめてあげるだけでも、爽やかな印象のマリンルックに仕上げることが出来ます。

また、モノトーンベースのコーディネートにインナーでマリン系のブルーのボーダーを差してあげるだけでも、かなり雰囲気が変わります。

さりげなく個性を引き立ててくれる上に、着こなしの幅も広げることが出来るマリン系のファッションアイテムは、Tシャツとパンツをワンセット持っているだけでも、かなり便利です。

この時のデザインは、Tシャツならば、濃いめのブルーやネイビーのボーダー柄、パンツも濃いめのブルーやネイビーのテーパードシルエットのパンツで、特にアンクル丈が扱いやすいです。

さらにカラーリングにこだわらなくても、ベーシックなアイテムで組んだコーディネートのハズシとして、ブラックやブラウンの単色レザーを使用したデッキシューズを使うと、スニーカーほどカジュアルダウンさせずに印象を崩せます。

アイテムから、カラーリングからと、マリンルックを取り入れる方法やさじ加減は、かなり幅広く、その人の好みによって微調整もできますので、今年こそ自分なりのマリンルックを見つけ出してみてはいかがでしょうか?

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