臭い対策もOK!の機能性ハイゲージニット
寒さが厳しくなってくる時期は、外出前に「やっぱりもう1枚」と重ね着をしたりマフラーや手袋を出してきたりというケースが増えてきます。
そんな時もおしゃれな アイテムでぬかりなくキメたいところですが、
暖かさも維持するとなるとジャケットの下が重ね着でパンパンなんてことに。
特にスウェット系のトップスは、ここ最近、ややオーバーサイズの着こなしが流行ったこともありスッキリとした着こなしには向いていなかったりします。
こういった場合に重宝するのが、”ハイゲージニット”。
つるりとした見た目の印象ですが、ウール混のニット素材なので暖かい空気を取り込み逃がさずに保温してくれます。
ちなみにニットアイテムでは、かなりの頻度で登場する〇〇ゲージの『ゲージ』という言葉は、編み目の細かさを表す単位となります。
このゲージという単位は、1インチ(1inch:2.54cm)の間に編み機の針が何本あるのかという意味で、6ゲージならば2.54cm間に6本の針があることとなります。
また、ローゲージ、ミドルゲージ、ハイゲージといった具合で分類されることが多いですが、それぞれの目安となる数値は、
ローゲージが~5ゲージくらいまで、
ミドルゲージが6~10ゲージくらいまで、
ハイゲージが12ゲージ以上、
という感じです。
この時、ゲージという単位は『G』と表記され、12ゲージならば、12Gというように書き記されます。
ゲージ数(G)によるニットの分類
ローゲージ | ミドルゲージ | ハイゲージ | |
---|---|---|---|
数値 | ~5G(ゲージ) | 6~10G(ゲージ) | 12G(ゲージ)~ |
印象 | ざっくりと粗い目で、ボリュームを感じる | 中肉厚で、編み目が一目で確認できるレベル | 非常に細かな編み目で、素材に光沢を持つ |
この際に、ローゲージとハイゲージのニットにはそれぞれ別名があり、ローゲージは『コースゲージ』ハイゲージは『ファインゲージ』と呼ばれています。
ファインゲージニットの代表格と言えば、ジョン・スメドレー(JOHN SMEDLEY)が挙げられますが、ジョン・スメドレーでは24Gや30Gといった非常に細かな編み目の素材を作ることが可能です。
さらにウールには抗菌と防臭の効果があるため、寒くなるとうっかり見逃しがちな臭い対策にも一役買ってくれます。機能性は申し分ないですね!
色も定番の無地”グレー”&”ネイビー”から、アウターとの相性が良く、インナーに使用した時の適度なアクセントになってくれる”ワインレッド”に加えてこちらも定番のブラックにホワイトと普段の服装の傾向や目指す全体の印象に合わせて選ぶことができます。
もっとも、無難でハズレのないコーディネートを望むのであれば、ワインレッドやホワイトはアウターと組み合わせるという前提ではかなり有効で、どちらを選んでも間違いのないアイテムといえます。
他のアイテムを組み合わせる時も、シャツ・コート・ジーンズ・チノパンあたりを合わせるだけで、おしゃれなコーディネートをローテーションできます。
寒さと臭いの双方の対策を両立しつつ、オシャレな印象を崩さないためのキーアイテムとして、機能性素材のハイゲージニットは、これからの冬の季節に持っておくと役に立つこと間違いなしです。
参照アイテム:
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