【冬のメンズファッション】靴下事情

コーディネートのポイント

アンクル丈のパンツが定番化したことで、「冬の足元は、さすがに素足っぽいのはマズいでしょ!寒いでしょ。」問題が発生していませんか?

フットカバーや足首丈のスニーカーソックス以外に選択肢がないというというのは冬の寒さを考慮すると結構致命的な状況です。コート姿に素足を出していて「寒い!」とか言っていたら…どう思われるかは想像がつくかと思います。

もっともフルレングスのパンツを履けば隠れはしますが、足首が見えないよう完全に隠すとなるともうモテる要素とかの次元の話ではなくなってしまいますね。「靴下買う前に裾直せよ。」って言われそう。

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靴下は履いた方が、そして見せた方がおしゃれ化しやすい!

恐らく、靴下がダサイ!というイメージは幼少期のハイッソクス姿や、オタクと呼ばれる方々の白ソックスのイメージが記憶の片隅に残っている影響だと思われるのですが、逆にいうと、そんな着こなし方さえしなければ、普通に履いておしゃれに見せることは難しくはないです。

それからこれは、単純な比較の話ですが、「靴下見せている人の方がおしゃれな人が多い」と思いませんか?これは難しい話でもなんでもなく、おしゃれを意識した結果で靴下を見せているので、それだけで多少は経験値が上がっているわけです。

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結論から言えば、ビビらなくても普通に履くだけでそれなりの着こなしになるので心配無用だったりです。

冬の足元をおしゃれにする方法

  • 前提:靴下は履こう!
  • 靴下以外の色数を決める。(ベースはモノトーンでOK)
  • 靴下選びは思いっ切ろう。
  • 最後は全体のバランスを確認しよう。

当然ですが、まず靴下を履きましょう。

では、行ってみましょう。

まず前提ですが、「靴下を履きましょう。」いくらコートに素足がおっしゃれに見えたとしても、”寒い”ですよね?見た目的にではなく”体感”として。

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昔、「おしゃれは我慢」などという謎の格言をみたことがありましたが、寒さを我慢すると風邪をひきます。体調を崩します。体温が1度下がると身体の免疫力は30%ほど下がるらしいです。しかも具合が悪いと姿勢も悪くなります。しまいには彼女に風邪をうつしたりなんかしたら…

とにかく寒さを我慢して素足で越冬するのは止めましょう。大丈夫です!「靴下をはいた方がおしゃれ」になれば良いだけですから。

靴下以外の色数は3色までに抑えよう。

最初に靴下以外の部分を決めていきますが、基本はモノトーンやベーシックな色合いのものを揃えて、色数も3色以内にまとめましょう。色使いの基本となる色については、以下の記事を参照してください。

これで、靴下の色と他の要素がケンカしたり、ごちゃごちゃな印象になってしまうことから回避できます。

さらに、慣れてくるとこの色の選択の時点で、靴下の色や柄の選択肢もおおよその予想がつくようになります。

靴下選びに小細工はいりません!

いよいよ靴下を選ぶのですが、ここはもう思い切って「赤・白・黒」の3色からはじめましょう!柄物なんかは、この3色を完全につかいこなすようになってからでも全然遅くはありません。

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それでは最初に”黒”から見ていきますが、この3色のなかでは一番無難というか扱いやすそうなイメージの色だと思います。ですが実は「見せる」とか、「見えている」という条件があると、途端に難易度が上がってしまうのがこの黒だったりします。

パンツや靴と色合いがなじみやすいが故に、なぜ見えているのか?見せているのか?という意図が分かりづらくなってしまうのが、その理由です。全体としてもぼんやりとしたイメージになりやすいです。

なので、シルエットや色の組み合わせで黒を選ぶ意味を強調してあげましょう。

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例えば黒のパンツに合わせて黒の靴下、このまま黒の靴で同色合わせならば、ロールアップしたパンツとショートブーツなんかでシルエットで遊ぶとこなれた感じに仕上がります。

また、トップスやアウターにはホワイトやライトグレー等の明るめの色で合わせるとモノトーンで上半身と下半身のメリハリのついた印象を作ることができます。

次に”赤”ですが、だいぶ昔に流行ったイメージがあることに加えて、派手なイメージの色のために手が出しづらいと思っている方も多いかと思います。

しかし、簡単にアクセントとなってくれることと、トップスやパンツ等、他の要素がベーシックカラーによるシンプルな色使いという条件下では、比較的扱いやすい色が”赤”になります。

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ただし注意点として、というか、まあ当然のことなのですが、毎日のように赤い靴下を履いてしまうと「赤い靴下の人」みたいにアイデンティティとして捉えられてしまうので、頻度はそこそこに抑えましょう。

最後の”白”ですが、見せ靴下の代表選手でありながら苦手意識を持っている人が多いのもこの色。逆に使いこなせるとおしゃれ上級者っぽく見えるのも”白”の特徴です。

かといって、合わせ方が難しいのかというと、本当はそんなことはなく、基本的な色使いと色数を守れば普通に履いて、普通におしゃれにまとまります。

結局は赤も白も、苦手意識という心の障壁を取り外すことが最重要ということです。そして、苦手意識を克服するには、とにかく使って慣れることが肝心です。

ユニクロで買えば1足300円ちょっとで済みますから。躊躇している時間の方がもったいないというものです。

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尚、それぞれの色の使用頻度は、3色とも同じくらいの比率を意識すればいいかと思います。恐らく、どうしてもその人ごとの好みで偏りがでてくるはずなので、慣れるまでは同じ頻度を意識しましょう。

最後は全体のバランスを確認しよう。

全てのアイテムが決まったら、着てみて全体のバランスを確認しましょう。全身が映る鏡で見て、「うわぁあ…」とならなければOKです。

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最終的なポイントは、靴下の見えている面積なので、不自然に見せる面積が大きかったり全く見えなかったりという状態にならないよう、パンツのロールアップや靴の形状で調整してください。

さて、これで冬の靴下を活用したコーディネート方法は完成になりますが、ここからもう少し細かく見ていきます。

同じ色でも色調(トーン)を変えるだけで雰囲気は変わります。

たとえば、赤でもボルドーのように落ち着いた色合いや、朱色のように明るい色合い等、使う色のトーンを変えることでもバリエーションを増やすことは可能です。

加えて、アイテムごとのドレス系、カジュアル系の組み合わせで、さらに色調を活かしていくことができます。

  • ネイビー → ボルドー → ブラウン : チノパン → 靴下 → 革靴
  • ブラック → 朱色 → ホワイト : デニム → 靴下 → スニーカー

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上のネイビー・ボルドー・ブラウンのパターンだと、全てのアイテムがドレス寄りになるのですが、靴下のボルドーが上手く力の抜きどころとして機能してくれます。

一方でブラック・朱色・ホワイトの場合、アイテムがカジュアル色の強いものばかりですが、明るい朱色の靴下がポップな雰囲気でパンツとスニーカーのつなぎ役となってくれるのです。

ちなみにこの組み合わせは、デザイナーの堀内太郎さん(TARO HORIUCHI、th、MUJI Labo)のワードローブとしても知られています。堀内さんの場合だとアディダスのスタンスミスに赤い靴下とブラックデニム、そしてトップスが黒or白orボーダーのカットソーという組み合わせです。シンプルですね!

定番のアイテムたちで上手くローテーションしよう!

使うアイテムはどれも定番のもので、かつシンプルなものばかり。なので、アイテムをローテーションさせても違和感なく合わせられます。

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おしゃれな人ほど定番のアイテムをきっちりとそろえているのには、必要最小限のアイテムで効率よくローテーションできるからという理由があったりするのです。

普段はうっかり見落としがちな足元周りのコーディネートは、決して高級な靴を履けば問題が解決するわけではなく、かといって抜群のセンスを駆使する必要もない箇所。

それだけに、ちょっとした気遣いと確認ポイントを守っておしゃれな足元を演出できるようになりましょう。

まとめ

  1. 用意する靴下は「赤・白・黒」の3色無地
  2. 靴下以外はベーシックカラーから3色までで選ぶ
  3. 靴下の見える面積を靴の形状やパンツの裾のロールアップで調整する

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